冒険日: 2019/10/11
歩行距離: 4,812m
標高: -
所要時間: 90分
はじめに
大多喜町の大野浄水場の近くの山中に、桃の井沢堰(石神の堰)はある。
ここはgoogleマップで見ると、呪池などという禍々しい名前になっているが…
実際はどんな場所なのか、行ってみなければわからない。
それでは早速、写真と共に行程を記していこう。
推奨装備
長袖・長ズボン・帽子・トレッキングシューズまたは長靴・軍手・バックパック
記録写真
今回のエントリーは大野地区にある山神社からだ。
信心深くはないが、名称が名称だけに念のため冒険の無事の祈願をしておこう。
山神社から北西に続く道を道なりに歩く。
道なりに進むと、大野浄水場が右手に見えてきた。
分岐を右に進むと桃の井沢堰方面だ。
路面は砂利に変わったが、轍がくっきりと残っているので車の往来はあるようだ。
今日は珍しく先客が居るようだ。この車が止まっている場所を南西方向に進む。
ここまで車で来ることは可能だが、初めて訪れる場合は、万が一途中で立ち往生になってしまうと近隣住民に迷惑をかけることになるので徒歩で訪れることをおすすめする。
ゆるい傾斜を登って行く。
原形を留めている廃屋が1軒現れた。
ポストに住所氏名等記載されていたので、割と最近まで住んでいたのかもしれない。
また別の廃屋が姿を現した。
半ば崩落しているので内部の様子を観察することが出来た。
この建屋は大きさからすると、林業従事者の寝泊まり用の山小屋だったのかも知れない。
分岐。
地図を見る限り、写真左側に坂を下っていくと、桃の井沢堰(石神の堰)方面、右側に進むと大多喜町堀之内のあたりに繋がっているようだ。
ハンターの御仁らに撃たれないように十分に注意しよう。
キャタピラ痕。まだ出来たばかりの轍なので堰でなんらかの作業をしていたようだ。
山歩きをしていると、このような僻地で働いている方々に出会うことが稀にあるが、苦労も多いことだろう。
本当にお疲れ様です。
土手の向こうが桃の井沢堰(石神の堰)のようだ。
満々と水をたたえた桃の井沢堰(石神の堰)が姿を現した。
管理棟もあり、定期的にメンテナンスされているようだ。
周囲をぐるりと散策してみたが、名称や竣工記念の石柱などは見当たらなかった。
最も草の背が高く、どこかに埋もれてしまっているのかもしれないが。
目的地に到達したので、本日の探査は以上とする。
おわりに
呪池などと名がついているがまったくそのような不穏な場所ではない。一体どのような経緯でそのような名が付いてしまったのか謎である。
桃の井沢堰(石神の堰)の南にはもっと規模の大きい荒木根ダムがあるので、堰やダム好きの方は併せて訪れると良いだろう。