冒険日: 2020/6/18
歩行距離: 500m
標高: -
所要時間: 15分
はじめに
諸兄諸姉の皆様は、恐竜がいたジュラ紀や白亜紀などはどこかで耳にしたことがあるだろう。
46億年という長い地球の歴史の中でどの時代を現しているかの名称だ。
しかし、長い地球の歴史の中ではまだ名付けられていない時代があるのをご存じだろうか。
千葉県市原市田淵にある地層は、一番新しい地磁気逆転の記録が世界で最もよく残っているため、令和2年1月、時代を分ける境界がよくわかる地層として、世界的に認めらた。
このことにより、いままで名前がなかった約77万4千年前から12万9千年前までの時代がラテン語で「千葉の時代」を意味する「チバニアン」と呼ばれることになったのだ。
我が千葉の名前が世界的な名称として理科などの教科書に掲載されることになる、なんとも嬉しい快挙ではないか。
それでは早速、写真と共に行程を記していこう。
推奨装備
一般的な服
記録写真
エントリーは、チバニアンビジターセンター。こちらは無料の駐車場があるので大変ありがたい。
流石にコロナ禍真っ只中なので、ほとんど駐車されていない。
チバニアンへと続く道。
階段を下りて右手に進む。
日本・イタリア学術文化友好の小路を進む。路は舗装されているのでとても歩きやすい。
路の脇には良い雰囲気の石碑が建つ。
流石有名になっただけあり、しっかりと柵が設けられアクセスが容易になっている。
川を見下ろすと水路隧道を発見!
川に降りる箇所は、写真のように整備されているのでスニーカー等でも簡単に降りることが出来る。
養老川のせせらぎ。
川面をのぞき込むと、そこかしこでオタマジャクシが元気に泳いでいる。
これらの写真がチバニアンこと、”地磁気逆転の観測地”である。
こちらの分野には全く疎いので、何がどのようにすごいのか体感では全く感じることが出来なかったが、学術的に見ればすごいことなのであろう。
地層の手前には進入禁止のコーンがあり、ある程度までしか近づけなくなっている。
少し拍子抜けしてしまったが、気を取り直して養老川を北へ進む。
今度は、素掘り隧道菩薩の素掘りのぞき穴(国本層)へと行ってみよう。
良い雰囲気の隧道が現れた。
通常は通り抜ける道ではないのだろうが、穴好きの私としては通らないと気が済まない。
やはり、素掘りの隧道は良い。流れはあるが危険な水流ではない。
養老川のほとりを悠々と歩く猫。
少しわかりづらいが、写真の奥の暗い場所が田淵不動滝である。
ホタルブクロと似たような植物。
以上で、チバニアン 地磁気逆転の観測地の探査は終了とする。
おわりに
チバニアン 地磁気逆転の観測地は、足に自信のない方でも気軽に観察できる場所であるが、正直期待をしすぎると拍子抜けしてしまうことだろう。
もちろん、学術的には重要な地点であることは間違いないが、散策もすぐに終わってしまうため、他の場所と合わせて観光することをお勧めする。
近くには、水のきれいな久留里もあるので、時間に余裕のある方は一緒に周ると良いだろう。